日清のどん兵衛 特盛 柚子こしょうで食べる旨だし塩焼うどん

　　春の訪れを感じる希少な一杯！

日清 日清のどん兵衛 特盛 柚子こしょうで食べる旨だし塩焼うどん 140g×12個入×1ケース 発売日：2024年4月8日 価格：3,766円（税込、送料無料) (2024/4/13時点) 楽天で購入

カップうどんの種類は多数存在するが、不動の王座に君臨するのは「どん兵衛」である。老若男女、日本国内に住む者ならば国籍や文化の違いに関わらず必ず食べたことがあるであろうカップうどんだ。美味しいものを更に美味しく食べたいと願う猛者たちによって非公式ながらも数々のオリジナルのアレンジが生み出されている。近年のSNS時代の到来により、数多くの作品を目にすることがより一層増えてきた。

今回は日清食品公式による完全オリジナルの魔改造作品である。どん兵衛を汁なしにアレンジし、更に変わり種へと変貌させた一杯なのである。
中に入っている小袋は２つで構成されています。鶏とカツオの旨味をきかせた塩ダレと、鼻から突き抜ける爽やかな辛さが特徴的な柚子胡椒。そんな柚子胡椒をペースト状にした小袋が入っています。しかしながら、具材に関しては油揚げではなく大豆で加工された「なんちゃって豚肉」となっています。どん兵衛ファンとしては残念な変更ではないかと思います。

カップうどんならではのモチモチ食感で、生麺では表現できない美味しいどん兵衛の麺。汁なしであっても、適正調理時間は５分となっています。大容量の麺に対して意外と少なめの液体ダレ。しかし、何度も試行錯誤の末に完成された最も美味しいであろう絶妙な黄金比率！何かをブレンドされたのか、はたまた長期保存のために柚子こしょうに見立てたペースト状柚子こしょう。特製の塩ダレを存分に楽しんでから、後で味変の手段として活用しても良かったけど、今回は最初から春のような爽やかさで頂くことにする。

完成品はこんな感じ！

陽光が優しく差し込む大地には、まるで春の息吹が宿るかのような新緑が芽吹いているような一杯。待ちわびた春の訪れを感じさせる目前に広がるその風景は、静かで穏やかな印象を与えますが、その奥には若々しさと力強さが交じり合った波動が漂っているのです。この一瞬の美しさが、心を魅了するのが正統派どん兵衛の変わり種なのである。
汁なしどん兵衛がこの世に生み出され、おそらくその殆どは荒ぶる猛者達の胃袋を虜にして鎮静するような奇抜な一杯。しかし今回は打って変わって手のひらを返し、多様にあっさり系となっています。こんな一杯がたまらなく良かったりもするのです。

食べれば伝わる旨味たっぷりの塩だれ。見た目よりも数倍の濃い味わいが広がります。この少ない液体ダレには、濃縮された旨味が詰まっているかのような深みがあり、絶妙な境界線を綱渡りしているような味わいなのです。日清食品さんの卓越した技術が際立ち、まさに完璧に調合された黄金比率を追求したものなのです。

「どん兵衛うどん」は多くの人に愛される名品です。今更ながら多くを語らずとも誰もが知っている常識。昭和から現代に至るまで、そのモチモチとした食感は変わらず、時代を超越した味わいを提供しています。舞台を問わず、そのウマさが際立ちます。

柚子こしょうは、玄人好みの味変要素として人気があります。しかし、このペースト状の柚子こしょうは、本来の柚子こしょうに比べるとインパクトが薄いように感じられます。ふんわりとした辛味と香りで、柚子こしょうが入っていることを知らないとスルーしてしまうほどです。個人的にはもっと強い物が好みですが、この大人しい爽やかさは幅広い人に受け入れられるでしょう。
ちょっと残念な事は具材が細切れされた油揚げではないこと。別物に変更された事でなんだかどん兵衛感がなくなったみたい。

本来であれば美味しい一杯を更に美味しい一杯へと導く魔法のトッピング卵黄。その破壊力はすべての味をマイルドにして本来の味わいを際立たせたり、激辛を中和させる効果のある魅惑の一品。薄っすらとした柚子こしょうの爽やかな辛さはいとも簡単に赤子の手をひねるかのように消されてしまったのです。 美味しくなったのだけれども春の訪れから終焉を迎えた儚い気持ちになるのです。 この文章の感想を良い点と悪い点を聞かせてください。

日清のどん兵衛 特盛 柚子こしょうで食べる旨だし塩焼うどん

当たりΣ(ﾟДﾟ)

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